Lステップの「カルーセル」とは何?ベストな設定方法とは
Lステップの「カルーセル」は、複数の画像やテキスト、ボタンを1つのメッセージ内で横にスライド表示できる、視覚的に非常に魅力的な機能です。
まるでミニWEBサイトのように、商品ラインナップやサービスの特徴などをコンパクトに伝えられ、ユーザーの反応率を劇的に高める可能性を秘めています。
本記事を最後まで読めば、カルーセル機能の基本から、具体的な作り方、成果を出すための活用ポイントまで理解できます。
なお、「自社の場合は、どんなカルーセルが効果的なんだろう?」 「記事を読んだけど、構築するリソースがない…」、このようなお悩みがあれば、ぜひ一度私たちにご相談ください。
私たちFancyWebmateは、Lステップ認定コンサルタントとして累計300社以上のLINEアカウント構築・運用をご支援し、400社以上存在する正規代理店の中で常に運用成績トップ3以内を収めてきました。
貴社の状況をヒアリングした上で、売上に直結する最適なLINE運用をご提案します。
目次
Lステップのカルーセル機能とは?
まず、Lステップのカルーセル機能の概要と、なぜ今この機能が注目されているのかを解説します。
カルーセルは複数のパネルを横並びに表示できる
Lステップのカルーセルメッセージとは、LINE上で複数のカード(パネル)を横にスライドして表示できるメッセージ形式のことです。


1つのカルーセルにつき最大10枚のカードを設定でき、ユーザーは指でスワイプするだけで次々と情報を閲覧できます。
各カードには画像、タイトル、説明テキスト、そしてリンク付きのボタンを配置できるため、限られた画面スペースで多くの情報を整理して伝えることが可能です。
このカルーセル機能は、Lステップの全プランで利用可能なため、契約プランを問わず誰でも活用できる強力な機能です。
視覚的な訴求力で顧客の興味を引きつけ、行動を促せる
テキストだけのメッセージと比較して、カルーセルは画像というビジュアル要素を最大限に活用できるため、訴求力が格段に高まります。
商品の魅力やサービスの雰囲気を直感的に伝えることができ、ユーザーの興味を強く引きつけます。
例えば、新商品の写真や利用シーンのイメージを見せることで、文章だけでは伝わりにくい価値も一目で理解してもらえます。
さらに、各カードに設置できるボタンには「詳しく見る」「購入する」「予約する」といった具体的な行動喚起(CTA)を設定できるため、興味を持ったユーザーをスムーズに次のアクションへ誘導し、コンバージョン率の向上に貢献します。
Lステップカルーセルでできること
カルーセル機能を活用すると、具体的にどのようなことが可能になるのでしょうか。
ここでは3つの主要なメリットを解説します。
商品・サービスの魅力を直感的に伝え、顧客の行動を促進
カルーセルは、新商品や人気商品を一覧で紹介したり、サービスメニューを一目で比較検討してもらったりするのに最適です。
カードごとに商品画像と短い説明文を載せ、ボタンから各商品の詳細ページや購入ページへ直接誘導できます。
視覚的なインパクトでユーザーの関心を引きつけ、そのまま購入や申し込みへと繋げられるため、売上向上に直結します。
複雑な情報も分かりやすく整理し、ユーザーの理解度をアップ
提供する情報が多岐にわたる場合や、段階的な説明が必要な内容でも、カルーセルを使えば見やすく順序立てて提示できます。
ユーザーは自分のペースで情報を追えるため、一度に長文を読むよりもスムーズに内容を理解できます。
「情報量が多すぎて伝わらない」「メッセージが長くて読まれない」といった課題を解決し、ユーザーの疑問や不安を解消して次の行動へ導きます。
顧客の興味関心に合わせたパーソナライズ配信が可能に
Lステップの魅力は、高度なマーケティング機能との連携にあります。
カルーセルをセグメント配信やシナリオ配信と組み合わせることで、効果的なOne to Oneマーケティングが実現できます。
例えば、ユーザーの興味カテゴリや購入履歴に応じて、表示するカルーセルの内容を出し分けることが可能です。
「特定の商品に関心を示したユーザーにだけ、その関連商品のカルーセルを送る」といった具合です。
なお、私たちは、カルーセルを使ってLINE内で完結する簡単なアンケートを自動化しています。
例えば、「年齢について教えてください」というカルーセルを送り、ユーザーが「20代」というボタンをタップすると、自動で「20代」というタグを付け、次の質問(例:「性別を教えてください」)のカルーセルを自動送信するといった流れです。
この方法には2つの大きなメリットがあります。
- 離脱率が低い:外部の回答フォームに移動する必要がないため、ユーザーの心理的ハードルが低く、手軽に回答してもらえます
- 配信コストの節約:ユーザーのボタンタップを起点とする返信は「リプライメッセージ」扱いとなり、Lステップの配信数(通数)を消費しません。これにより、コストを抑えながら顧客情報を収集できます
Lステップのカルーセルの設定方法
ここからは、カルーセルの作り方を解説していきます。
Lステップでは、一度作れば何度も使い回せる「テンプレート」機能での作成を推奨します。
STEP1: 新しいテンプレートを作成する

まず、Lステップ管理画面のサイドメニューから「テンプレート」をクリックし、「+新しいフォルダを作成」→「+テンプレートを作成」を選択します。

表示されるプルダウンメニューから「カルーセルメッセージ(新方式)」を選びましょう。

選択すると、カルーセルの編集画面になります。

テンプレート名(管理用の名前)を入力し、作成を開始します。
STEP2: パネルの基本情報を入力する(タイトル・本文・画像)
画面に従って、「タイトル」を記載します。

次に、カルーセルの各カードとなる「パネル」の内容を作成します。

- パネルタイトル:ユーザーに表示される見出しです(例:LINEアンケート)
- パネル本文:最大60文字までの説明文を入力します(例:年齢について教えてください)
- 画像:カルーセルの印象を決定づける重要な要素です。必ず設定しましょう
これらの情報を、作成したいパネルの数だけ入力していきます。
パネル画像は複数枚選択できます。

STEP3: 選択肢(ボタン)を設定する
各パネルの下に表示されるボタン(選択肢)を設定します。
ボタンのテキストには「詳しくはこちら」「Aプランを選ぶ」など、ユーザーが次に行うアクションが分かりやすい言葉を入れましょう。
なお、パネル1枚時は、ボタンは最大で4つ。
2枚以上の場合は、各パネル最大3つに減少します。
さらに「全パネル合算でボタン総数は最大30個まで」という上限があります。
構築前に「何を押してほしいか」を優先順位づけし、主要CTAとして絞り込みましょう。
パネルの5枚目以降は、経験上ほとんど見られません。
4枚目以降は「他の商品も見てみる」などまとめてしまいましょう。

STEP4: ボタンごとのアクションを設定する
ここがLステップの最も重要なポイントです。
作成したボタンをユーザーがタップした際に、何が起こるかを設定します。
「アクション実行」より、選択項目を顧客情報として紐づけるタグ設定が可能です。

- テキストを送信:「お申し込みありがとうございます!」といった返信メッセージを送る
- タグを付ける:「〇〇に興味あり」というタグを自動で付け、顧客を分類する
- URLを開く:商品ページや予約フォームに直接誘導する
これらのアクションを組み合わせることで、自動で顧客対応や情報収集ができます。
アクション設定で「URLを開く」と設定し、URLに「tel:(ここに電話番号)」と設定することで、お客様に電話をかけさせるような設定も可能です。

なお、アクションを設定する際の順番にはコツがあります。
例えば、「回答ありがとうございます」というテキストと、次の質問のカルーセルを同時に送る場合、必ず「テキスト送信」のアクションを先に設定してください。
順番を逆にすると、カルーセルが表示された後にテキストが届いてしまい、ユーザーに違和感を与える可能性があります。
STEP5: カルーセル全体の設定とテスト配信
最後に、カルーセル全体の設定を行います。
カルーセルのボタンタップ回数制限
アンケートなど、1回しか答えてほしくないものに対して、タップ回答制限を使います。

単なるURL遷移はユーザー側で複数回タップできるため、重複防止は遷移先の制御と併用します。
- URLに識別パラメータを付与して遷移先で受付済みを判定
- 「回答済み」等のタグが付いているユーザーは同一シナリオに進ませない条件分岐
- 重複タップ時はガイダンス文(例:「日程を変更する場合はこちら」)に切り替える
代替テキスト
「代替テキスト」は、LINEの通知画面やトーク一覧に表示される短い文章です。
開封率に影響するため、必ず「〇〇に関するご案内です」のように内容がわかるテキストを入力しましょう。

これを設定しないと、「LINEアカウントよりご覧ください」という味気ない表示になり、タップされる可能性が大きく下がってしまいます。
設定が完了したら、「テンプレート登録」をクリックします。
自走式アンケート時の通数の落とし穴について
ユーザーの選択によって自動でアンケートを切り替える「自走式アンケート」は、“ユーザー起点”のリプライ扱いで通数を消費しませんが、同時にテキストを送る設定にするとプッシュ扱いになり通数を消費するケースがあります。
対策としては、次のようなものがあります。
- 対策①:テキストは極力付けずパネルのみで完結させる
- 対策②:送信順序は「テキスト→パネル」に統一しつつ、必要に応じて「パック機能」等で1通にまとめる
- 対策③:案内文はパネル内テキストに集約して“通数肥大化”を防ぐ
全ての設定が完了したら、必ず「テスト送信」を行い、自分のスマートフォンで表示崩れやボタンの動作に問題がないかを確認してください。
問題がなければ完成です。
カルーセルの設定は複雑で難しいですよね
Lステップは非常に強力なツールですが、そのポテンシャルを最大限に引き出すには、専門的な知見に基づいた設計が不可欠です。
FancyWebmateでは、ただ「Lステップを構築できる」だけでなく、LINEをコアにしたマーケティングのプロとして、Webマーケティング全体の最終ゴールから逆算して設計します。
Lステップ認定コンサルタントが、貴社のビジネス成果に直結する「勝てる」配信シナリオをご提案します。
LINEでお困りの方はぜひご相談ください。
Lステップのカルーセル活用事例
次に、作成したカルーセルが具体的にどのようなシーンで活躍しているのか、代表的な活用事例をご紹介します。
商品・サービスのラインナップ紹介&購入誘導
小売業、EC、飲食店、サロンなど、複数の商品を扱う業種ではカルーセルが絶大な効果を発揮します。
- アパレル:新作アイテムの着用画像を並べ、それぞれの商品ページへ誘導
- 飲食店:季節のおすすめメニューを写真付きで紹介し、「予約する」「デリバリー注文」ボタンを設置
- 美容室・サロン:施術メニューと料金をカードごとに掲載し、「このメニューで予約」ボタンから予約フォームへ誘導
イベント・セミナーの告知と参加申込みの促進
複数のイベントやキャンペーン情報を同時に告知したい場合もカルーセルが最適です。
開催予定のイベントやセミナーが複数ある場合、それぞれの概要・日時・場所・登壇者情報などをカードにまとめ、一覧性高くアピールできます。
各カードに「詳細・申込はこちら」といったボタンを設置すれば、興味を持ったユーザーを逃さず、直接参加登録へと繋げることが可能です。
3. ユーザーの関心に応じたステップ配信で顧客育成
Lステップのシナリオ配信機能とカルーセルを組み合わせれば、新規顧客の育成(リードナーチャリング)にも威力を発揮します。
例えば、以下のようなステップ配信を自動化できます。
- 友だち登録直後:サービス概要を紹介するカルーセルを配信
- 3日後:具体的な活用事例を紹介するカルーセルを配信
- 7日後:料金プランの比較や、お客様の声を紹介するカルーセルを配信 このように段階的に情報提供を行うことで、ユーザーは自然にサービスへの理解を深め、購買意欲を高めていくことができます。
Lステップのカルーセル作成のポイント
カルーセルの効果を最大化するためには、作り方に加えて「マーケティング的な視点」が不可欠です。
第一印象を決める画像選定とキャッチコピーの工夫
カルーセルの成否は、最初に目に入る画像で決まると言っても過言ではありません。
ユーザーが思わず指を止めるような、高品質で魅力的な画像を各カードに用意しましょう。
また、画像に重ねるキャッチコピー(タイトルやテキスト)も同様に重要です。
「限定〇〇」「今だけ〇%OFF」といったキーワードを活用しつつ、長すぎず簡潔なコピーを心がけましょう。
Lステップカルーセル画像の推奨サイズと表示上の注意点
カルーセルに使用する画像は、適切なサイズで準備することが非常に重要です。
- 推奨画像サイズ:横1024px×縦678px(Lステップ公式推奨)
- ファイル形式:JPGまたはPNG
上記のサイズで作成すると、LINEアプリ上で画像がきれいに表示され、意図しないトリミングなどを防げます。
また、画像内に文字を入れる場合は、スマホで見たときに読みやすい文字サイズを意識し、画像の端ギリギリに配置しないよう余白にも気を配りましょう。
画質が荒いと安っぽい印象を与えてしまうため、高解像度の画像を準備してください。
次の行動を促すボタン設定と遷移先の最適化
各カードに設置できるボタン(選択肢)は、ユーザーの行動を促す上で最も重要な要素です。
ボタンの文言は、ユーザーがタップした後に何が起こるかを明確にイメージできるものにしましょう。
「詳しく見る」「購入する」「予約する」など、具体的で分かりやすい表現が効果的です。
さらに、ボタンの遷移先(リンク先)も最適化します。せっかく興味を持っても、関係のないトップページに飛ばされるとユーザーは離脱してしまいますので注意してください。
各ボタンは、ユーザーが求める情報に最短でたどり着けるページ(商品詳細ページ、申込フォームなど)に直結させましょう。
なお、私たちの経験上、パネルは「3~4枚」がおすすめです。
カルーセルのパネルは最大10枚まで設定可能ですが、多くのユーザーは5枚目以降をほとんど見ません。
情報を詰め込みすぎるとかえって離脱に繋がるため、本当に伝えたい主力商品や情報に絞り込み、3〜4枚で構成するのが最も効果的です。
もし紹介したい商品が多い場合は、最後のパネルを「その他の商品はこちら」といったタイトルにし、ボタンからECサイトの商品一覧ページへ誘導するなどの工夫をしましょう。
これにより、ユーザー体験を損なわずに多くの情報を提供できます。
Lステップカルーセルで「魅せる」メッセージを届けよう
Lステップのカルーセル機能は、複数の情報をビジュアル豊かに配信できる、極めて強力なコミュニケーションツールです。
テキスト中心のメッセージでは伝えきれなかった魅力を届け、「長い説明文を読んでもらえない」といった課題を解決し、売上の向上に大きく貢献します。
その効果を最大限に引き出すには、本記事で解説したような、正しい作り方の理解と戦略的なメッセージ設計が不可欠です。
もし「自社だけでの構築・運用は難しそう」「プロの視点で、より高い成果を目指したい」と感じたなら、ぜひ一度、私たちFancyWebmate株式会社にご相談ください。
私たちは、Lステップ認定コンサルタントとして、お客様のビジネス成果に徹底的にコミットします。
- 最終CVから逆算する「成果志向」の全体戦略
- 累計300社以上、毎月50社以上を運用する中で蓄積した「生きたノウハウ」
- LINE専任チームやデザインチームなど、各分野の専門家による伴走型サポート
顧客との関係を深め、ビジネスを次のステージへ進めるために、私たちの知見をご活用ください。
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Lステップのカルーセルに関する、よくあるご質問
Lステップのカルーセル機能に関して、よく寄せられる質問にお答えします。
Q1. カルーセルメッセージはどのような業種で活用できますか?
A. あらゆる業種で活用可能です。
特に、見せたい商品やメニューが複数あるビジネス(小売、飲食、美容、不動産など)や、複数のイベント告知、講座ラインナップの紹介などで非常に有効です。
ビジュアルで訴求したい情報がある全てのビジネスで効果を発揮します。
Q2. カルーセル用の画像準備が難しいのですが、サポートしてもらえますか?
A. はい、ご安心ください。
私たちFancyWebmateでは、カルーセル構築支援の一環として、画像素材の選定やクリエイティブ制作まで丁寧にサポートいたします。
社内には約20名のデザインチームが在籍しており、「社内にデザイナーがいない」「どんな画像が良いかわからない」という場合も、プロのデザイナーがお客様のブランドイメージに最適な画像を制作しますので、お気軽にご相談ください。
Q3. カルーセルと他のメッセージ形式はどう使い分ければ良いですか?
A. 伝える情報量と内容によって使い分けるのが基本です。
- カルーセル:複数の情報をまとめて視覚的に伝えたい場合
- リッチメッセージ:単一の強力なビジュアル(一枚のバナーなど)で訴求したい場合
- テキストメッセージ:緊急性の高い連絡やシンプルな告知など、短文で十分な場合
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