LINE開封率の見方と改善方法7選!効果測定の正しいやり方も解説
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「そもそも自社の開封率が良いのか悪いのか判断できない」
「改善しようにも、どこから手をつければいいのかが見えない」
LINEの開封率は、メールの開封率とは測っている基準が異なる指標です。この違いを押さえずに対策を考えても、正しい打ち手にはなかなかたどり着けません。
逆に、開封率について正しく理解すれば、LINE運用の効果を劇的に高められます。
本記事では開封率の定義や確認方法、数値が下がる原因と改善テクニックまでを、弊社の知見を踏まえつつ網羅的に解説します。
なお、弊社FancyWebmateは、Lステップ認定コンサルタントとして累計400社以上のLINE運用を支援してきました。これまで多くの企業の開封率を向上させてきた知見をもとに、貴社のLINE運用改善をお手伝いさせていただきます。
数値改善に悩むご担当者様は、ぜひ以下のリンクから無料相談にお申し込みください。
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目次
LINEの「開封率」とは?クリック率や反応率との違い

改善に入る前に、混同されがちな3つの指標を整理しておきましょう。
| 指標 | 測っているもの |
| 開封率 | メッセージが表示された割合 |
| クリック率(CTR) | URLがクリックされた割合 |
| 反応率 | 何らかのアクションが起きた割合 |
開封率の概要
LINEの「開封率」とは、配信したメッセージがどれだけの友だちに表示されたかを示す指標です。基本の計算式は、以下のとおりです。
開封率 = 開封ユーザー数 ÷ 配信数
注意したいのは、吹き出しがトーク画面に表示された時点で「開封」とカウントされる点です。実際に読んだか、誰が開いたかまでは、開封率からは測定できません。
開封率は、必ずしもLINEの成果に直結するわけではない点を押さえておきましょう。
クリック率(CTR)との違い
LINEの「クリック率(CTR)」とは、配信メッセージ内のURLがクリックされた割合です。LINEの施策がどの程度、顧客の行動につながったかが分かります。
計算式は「クリック数 ÷ 分母」で、分母に表示数と友だち数のどちらを置くかによって意味合いが変わります。
- 表示数が分母:見た人のうち何%がURLを押したか
- 友だち数が分母:全体の何%がURLを押したか
LINE公式アカウントの管理画面では、開封ユーザー数(表示数)を分母としてクリック率が算出される仕組みです。独自に集計する場合も公式の定義に合わせ、分母を固定しておきましょう。
開封率が「届いて表示されたか」を測るのに対し、クリック率は「動いてもらえたか」を測る指標であることを覚えておいてください。
反応率との違い
LINEの「反応率」とは、クリックやクーポン利用、アンケート回答など、配信に対する何らかのアクションの割合を指す総称です。
LINEのマーケティングファネルは以下の3段階に分かれ、そのなかで顧客の関心がどの程度行動に変わったかを見る指標となります。
- 開封(表示)
- 反応(クリック・クーポン利用などのアクション)
- CV(成果)
反応率を正確に計測することで「どの配信に反応があったか」「どのセグメントに刺さったか」を分けて把握し、次回以降の配信設計に活かせます。
LINE開封率・クリック率の平均値

LINEの開封率とクリック率の平均値について、以下3つの項目で詳しく解説します。
- LINEの平均開封率は約60%
- LINEのクリック率は約25%
- 業種やアカウントの規模で開封率・クリック率は変動する
LINEの平均開封率は約60%
LINE公式アカウントの平均開封率は、一般的に約60%が目安とされています。メールマガジンの10〜30%程度と比べると、2倍以上の水準です。

この差が生まれる最大の理由は、LINEのメッセージがプッシュ通知でトーク画面に直接届き、迷惑メールフォルダに埋もれないことです。
メールに比べて「読まれやすい土台」があることが、LINEを配信チャネルの主軸にすべき最大の根拠となります。
LINEのクリック率は約25%
LINEのクリック率は配信内容やリンクの見せ方によって幅がありますが、平均は約25%とされています。メールマガジンのクリック率は5〜10%とされているため、比較するとかなり高い水準です。
| 配信媒体 | Lステップ | LINE公式アカウント | メールマガジン |
| 到達率 | 100% | 100% | 10〜30% |
| 内容に気づくまでの平均時間 | 10分 | 10分 | 5時間 |
| 開封率 | 60%〜 | 60% | 10〜30% |
| クリック率 | 25%〜 | 25% | 5〜10% |
LINEのクリック率を高めるためのもっとも基本的な施策は、1配信1CTA(サービスへの誘導)を守ることです。1つの配信に複数のリンクを詰め込むと行動が分散し、クリック率は下がる傾向にあります。
業種やアカウントの規模で開封率・クリック率は変動する
LINEの開封率およびクリック率の平均値は、あくまで目安です。業種やアカウントの規模により、目標とすべき数値は異なります。
数値を左右する主な要素は、以下のとおりです。
- 業種や商材によるユーザーの検討期間・行動の違い
- 友だちの流入経路や、アカウントへの関心度
- 配信内容・時間帯・セグメント設定・クリック導線
また、業種別に見ても、検討型商材と店舗系では反応する時間帯もコンテンツも異なります。
平均値に一喜一憂せず、自社アカウントのベースラインを把握したうえで改善するほうが、確実に数値は向上するでしょう。
LINE公式アカウントで開封率・クリック率を確認する方法

LINEの開封率やクリック率を確認する方法を、公式機能と拡張ツールで別々に紹介します。
管理画面(分析タブ)での見方
LINE公式アカウントの「LINE Official Account Manager(管理画面)」の「分析」から、配信ごと、また日別に開封ユーザー数やクリック数を確認できます。

公式の分析機能で確認できる数値は、主に以下の6つです。
- メッセージ送信数
- 友だち追加数
- ターゲットリーチ数
- インプレッション(開封)数
- クリック数・クリック率
- ブロック数
まずは標準の分析機能で、自社の基礎数値を定点観測することから始めましょう。
拡張ツールでより詳細に取得する
LINEの標準機能では、どの友だちがクリックしたかという個人単位の行動までは追えません。詳細な数値分析を進めたいのであれば、Lステップなどの拡張ツールを導入しましょう。
拡張ツールを併用すれば、クリックユーザーの特定や流入経路別のクリック率まで取得できます。どの広告やSNSから登録した友だちが成約したかまで追えるため、費用対効果の判断精度が格段に上がります。
とくに高単価商材やBtoBなど、成約までに緻密な分析が必要な業種・商材であれば、LINEの運用当初からLステップなどを導入することをおすすめします。
LINE開封率・クリック率が下がる4つの原因

数値が落ちる背景には、共通する4つの原因があります。
- 一斉送信がノイズになりブロックされる
- 冒頭文が弱く読む価値を伝えられていない
- 配信頻度やタイミングが不適切
- セグメント分けが不適切で的外れな配信になっている
1. 一斉送信がノイズになりブロックされる
全員に同じ内容を送る一斉送信は、興味のない層にとってノイズとなり、ブロックや通知オフを招きます。
問題は、ブロックがその後の数値をじわじわ悪化させる点です。ブロックされた友だちには以後届かなくなるため、母数が痩せて開封率・反応率が下がっていきます。
一斉送信の利用は友だち全員に適した内容や緊急のお知らせに留め、通常の配信は「セグメント配信」で宛先を絞ることが、開封率低下を防ぐポイントとなります。
2. 冒頭文が弱く読む価値を伝えられていない
LINEは、通知やトーク一覧で冒頭2行(28文字)が表示され、ここで読むかどうかが判断されます。冒頭のコピーが刺さらなければ、本文を読んでもらえません。
数字や期限、ベネフィットを冒頭に置くだけで、開封率は大きく変わります。コピーライティングの技術を磨くことが、LINEの開封率に直結する点をぜひ覚えておきましょう。
3. 配信頻度やタイミングが不適切
LINEの配信頻度は、多すぎても少なすぎても開封率が落ちます。
- 配信が多すぎる:通知疲れでブロックや通知オフを招く
- 配信が少なすぎる:アカウントの存在を忘れられる
また、顧客がLINEを見ない時間帯に送っても、他の通知に埋もれて見られないまま流れてしまいます。頻度と時間帯を自社の友だちに合わせて最適化することで、安定した開封率の維持が可能です。
4. セグメント分けが不適切で的外れな配信になっている
LINE拡張ツールのタグや友だち情報などを駆使すれば、顧客の属性に応じたセグメント配信が可能です。しかし、セグメント分けが不適切だと、自分には関係ない配信と受け取られ、開封率が下がります。
さらに、興味のない情報を長期間送り続けると、顧客の開封する意欲も削いでしまいます。一度「読まなくていいアカウント」と認識されると、その後どれだけ内容を改善しても開かれなくなってしまうでしょう。
相手の関心に合った情報を的確に届ける設計こそが、開封率低下を根本から防ぐ打ち手となる点を把握しておいてください。
原因の切り分けに迷う場合は、以下のリンクからお気軽にご相談ください。
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LINEで資料を受け取るLINE開封率・クリック率・反応率を上げる7つのテクニック

ここからは、数値を実際に引き上げるためのテクニックを7つ紹介します。
- 配信日時と頻度を最適化する
- セグメント配信で適切な層に届ける
- 冒頭2行のヘッドコピーに注力する
- リッチメニューの導線を最適化する
- リッチメッセージや動画で視覚に訴える
- 1配信1CTAを徹底する
- A/Bテストで効果測定・改善を続ける
1. 配信日時と頻度を最適化する
一般的にLINEの開封率が高いのは、生活の区切りにあたる以下の時間帯です。
| 時間帯 | ユーザーの状況 |
| 7〜9時 | 通勤・通学中にスマートフォンを確認しやすい |
| 12〜13時 | 昼休みで時間を取りやすい |
| 18〜21時 | 退勤・帰宅後で、仕事や家事が落ち着き内容を確認しやすい |
ただし、最適な時間帯は業態で変わります。BtoBは業務時間内、BtoCは夜間や休日など、ターゲットの生活導線に合わせて決めましょう。予約配信を使えば、担当者の手が空いていない時間でも自動送信できます。
また、配信頻度は週1〜2回など自社のペースを決め、計画的な配信を心がけてください。ブロックを恐れて配信頻度を落とすのではなく、必要な人に適度な頻度で情報を届け続けることが重要です。
2. セグメント配信で適切な層に届ける
Lステップなどの拡張ツールを用いれば、顧客の属性や行動履歴をもとにした「セグメント配信」が可能です。
友だち追加時のアンケートやタップ履歴をタグや友だち情報で管理し、配信先を絞りましょう。顧客の行動すべてを記録し、詳細に出し分けるのがポイントです。
以下にセグメント別の配信内容例を表でまとめました。
| 配信対象のセグメント | 配信する内容の例 |
| 特定の商品・サービスに興味がある人 | ・関連商品の紹介 ・利用事例 ・キャンペーン情報 |
| 特定のリンクをタップした人 | ・詳しいサービス説明 ・よくある質問 ・申し込み案内 |
| 商品の購入・サービスの利用経験がある人 | ・関連商品 ・再来店特典 ・メンテナンス情報 |
| 予約・申し込みを完了していない人 | ・空き状況 ・申し込み手順 ・検討中の人向け特典 |
| 特定の地域に住んでいる人 | ・近隣店舗の情報 ・地域限定イベント ・限定クーポン |
| 一定期間利用していない人 | ・再来店クーポン ・新サービス ・再利用のきっかけとなる情報 |
宛先を絞ると反応率・クリック率が上がり、的外れな配信が減ってブロック率も下がります。
3. 冒頭2行のヘッドコピーに注力する
LINEは、トーク一覧やプッシュ通知に表示される冒頭2行で、開かれるかどうかが決まります。数字や期限、ベネフィットなどを冒頭に入れ、続きが気になる書き出しにしましょう。
以下にNG例と改善例をまとめたので、参考にしてください。
| NGな書き出し | 改善後の書き出し |
| いつもご利用ありがとうございます。 | 【本日20時まで】30%OFFクーポン配布中 |
| 新商品のお知らせです。 | 売切れ続出の〇〇に、待望の新色が入荷 |
| セミナー開催のご案内をいたします。 | 残り3席|集客に悩む経営者向け無料セミナー |
弊社が支援した医療・クリニックでは、冒頭2行のヘッドコピーを磨いただけで予約率が5%から7%へ改善した事例があります。
このことから、本文より先に冒頭コピーへ労力を割くほうが、開封率改善の費用対効果が高いといえるでしょう。
4. リッチメニューの導線を最適化する
リッチメニューは、予約や問い合わせ、商品購入など、ユーザーに取ってほしい行動へ案内するための導線です。トーク画面からいつでもアクセスできるため、配信メッセージが流れたあとも継続的にユーザーを誘導できます。
ただし、多くの情報を詰め込みすぎると、顧客がどこを押したらよいか分からなくなります。設計する際は、以下のポイントを押さえましょう。
- デフォルト表示を「表示する」にする
- 「タップできる」と一目でわかるデザインにする
- 最重要導線は「右下」もしくは「中央」に配置する
また、ユーザーの状況によって必要な情報は異なります。拡張ツールを利用できる場合は、新規ユーザーにはサービス紹介、既存顧客には予約や会員向け情報を表示するなど、属性や利用状況に合わせてメニューを切り替える方法も効果的です。
リッチメニューは情報を並べるだけの場所ではありません。ユーザーが次に取るべき行動を迷わず選べるよう、目的と優先順位を明確にして設計しましょう。
5. リッチメッセージや動画で視覚に訴える
テキストだけの配信より、リッチメッセージや動画を使った視覚的なコンテンツのほうが、反応率が高まります。弊社の独自統計では、動画を取り入れた配信は、テキストのみと比べて成約率が1.3〜1.5倍に高まるというデータがあります。
商材によって有効なコンテンツ内容は異なるので、以下の例を参考に、自社に適した配信を考えてみてください。
| 業種 | 効果的なコンテンツ |
| 飲食・EC | ・商品やメニューの紹介 ・使用・利用シーンの動画 ・新商品やキャンペーンの案内 |
| サロン・店舗 | ・施術やサービスの流れを説明する動画 ・店内の雰囲気がわかる動画 ・スタッフを紹介する動画 |
| 不動産など高額商材 | ・「損しない・騙されない」ための解説動画 ・商品やプランの比較動画 ・相談から契約までの流れを説明する動画 |
| BtoB | ・導入事例の解説動画 ・サービス内容のダイジェスト動画 ・機能や操作方法のデモ動画 |
重要な内容ほどビジュアルで見せるほうが、開封後の反応・クリックまでつなぎやすくなります。
6. 1配信1CTAを徹底する
LINEマーケティングでとくに重要なこととして「1配信1CTA(サービスへの誘導)」を厳守してください。1回の配信に複数のリンクやボタンを詰め込むと、友だちの行動が分散してクリック率が落ちます。
「今日の配信で押してほしいCTAは1つ」と決め、本文やリッチメッセージ、ボタン文言をそのゴールにそろえましょう。お知らせなどの副次的な情報は、別配信に切り分けてください。
1配信1CTAであれば、効果測定もしやすくなります。長期的な運用になるほどメリットが大きいため、必ず守りましょう。
7. A/Bテストで効果測定・改善を続ける
A/Bテストとは、配信内容の一部を変えた2つのパターンを用意し、ユーザーの反応を比較する方法です。感覚だけで改善するのではなく、実際の配信データをもとに効果の高い内容を判断できます。
検証する項目と確認する指標の例は、以下のとおりです。
- 冒頭の文章や通知に表示される文言を変え、開封率を比較する
- 画像やボタンの文言・配置を変え、クリック率を比較する
- 特典や遷移先ページを変え、予約率・購入率を比較する
検証するときは、変更する要素を1つに絞ることが重要です。画像とボタンの文言を同時に変えると、どちらが結果に影響したのか判断できません。
また、配信対象や時間帯など、比較する項目以外の条件もできるだけ揃えましょう。
一度の結果だけで判断せず、異なる配信でも検証を重ねることで、自社のユーザーから反応を得やすい内容が見えてきます。
LINEの効果測定を正しくやる方法とは?見るべき指標とPDCAの回し方について

最後に、数値を「測って終わり」にしないための考え方を、以下の5項目で解説します。
- 見るべき指標は「売上の分解」から決める
- 同じ指標でも定義と分母をそろえる
- 全体平均で見ず「どこで離脱したか」を分けて突き止める
- LINEの効果は「最後のCV」だけで判断しない
- 改善は「もっとも弱いところ」から1つずつ試す
見るべき指標は「売上の分解」から決める
LINEの効果測定では、確認する指標を増やすことよりも、友だち追加から売上までの流れを分解し、どこでユーザーが離脱しているかを把握することが重要です。
LINEのマーケティングファネルは、大きく以下の3段階に分けて確認できます。
| 段階 | 主な指標 |
| 顧客獲得 | ・友だち追加数 ・友だち追加率 ・友だち獲得単価 |
| 顧客育成 | ・配信数 ・開封ユーザー数や開封率 ・クリック数やクリック率 |
| 成約(CV) | ・予約数 ・申込数 ・購入数 ・CV率 ・売上 ・顧客獲得単価 |
上記の指標から、効果測定における改善点が見えてきます。
たとえば、開封率が低ければ配信時間や冒頭文、クリック率が低ければ配信内容やCTA、CV率が低ければ遷移先ページや申し込みフォームの改善が必要、といった具合です。
最終的な売上だけを見るのではなく、どの段階で数字が落ちているかを確認することで、優先すべき施策が明確になります。
同じ指標でも定義と分母をそろえる
開封率やクリック率を比較するときは、指標の定義と分母を統一する必要があります。
LINE公式アカウントでは、メッセージ内のいずれかの吹き出しが画面上に表示された時点で「開封」として集計されます。トークルームを開かず、通知のみを見た場合は、開封には含まれません。
公式管理画面における主な計算方法は、以下のとおりです。
- 開封率 = 開封ユーザー数 ÷ 配信数
- クリック率 = クリックユーザー数 ÷ 開封ユーザー数
したがって、開封率の分母を「現在の友だち数」にするのは正確ではありません。配信ごとの効果を比較するときは、管理画面に表示される配信数を基準にしてください。
数値そのものを見る前に「何を分母にして、どの行動を数えているか」を確認することが大切です。
全体平均で見ず「どこで離脱したか」を分けて突き止める
全体平均の開封率やクリック率を見ただけでは、良し悪しは分かっても「どこを直せばいいか」までは分かりません。
流入経路や友だちの属性、配信内容など、細かく数値を分けて確認しましょう。
| 数値が低い段階 | 確認すべきポイント |
| 友だち追加率が低い | ・登録導線 ・登録特典 ・友だち追加を促す文言 |
| 開封率が低い | ・配信時間 ・配信頻度 ・配信対象 ・冒頭文 |
| クリック率が低い | ・内容の関連性 ・画像や動画の内容 ・CTAの文言や配置 |
| CV率が低い | ・オファー内容 ・遷移先ページ ・申し込みフォーム |
| ブロックが増えている | ・配信頻度 ・内容の偏り ・ユーザーとの関連性 |
さらに、以下の単位で分けると、離脱箇所を見つけやすくなります。
- 友だちの流入経路別
- 新規顧客・既存顧客などの属性別
- 一斉送信・セグメント配信別
- ステップ配信のメッセージ別
- 商品・サービス別
全体平均ではなく条件ごとに数字を分けることで、限られた改善リソースを効果の大きい箇所に集中できます。
LINEの効果は「最後のCV」だけで判断しない
LINEの配信を見たユーザーが、必ずLINE内のリンクから申し込むとは限りません。配信で商品やサービスを知り、後日、電話や店頭から申し込む場合もあります。
そのため、LINE内で完結したCVだけを集計すると、実際の成果を過小評価する可能性があります。効果を正確に把握するには、以下の方法を組み合わせましょう。
- LINE専用のURLやUTMパラメータを設定する
- LINE限定のクーポンコードを発行する
- 予約フォームに「知ったきっかけ」の項目を設ける
- LINEの接触履歴と顧客・申込データを連携する
- 直接CVと、LINE接触後に別経路で発生したCVを分ける
短期的にはCV数や顧客獲得単価、中長期的には再来店率や継続率なども確認します。LINEを単発の配信媒体としてではなく、検討中のユーザーとの接点を維持するための仕組みとして評価することが重要です。
改善は「もっとも弱いところ」から1つずつ試す
LINEの改善施策は、もっとも離脱率が高い段階から着手してください。
たとえば、開封率が低い状態で遷移先ページだけを改善しても、大きな成果にはつながりません。まず配信時間や冒頭文を見直し、開封数を増やしてから次の段階に進みましょう。
また、検証するときは変更する要素を1つに絞ります。配信時間や画像、CTAの文言などを同時に変えると、どの変更が結果に影響したのか判断できません。
毎回同じ指標で振り返り、もっとも弱い段階から1つずつ改善することが、再現性のあるLINE運用につながります。
LINE開封率に関するよくある質問

LINEの開封率についてよく寄せられる質問にお答えします。
LINEの開封率は平均何%ですか?
LINE公式アカウントの平均開封率は、一般的に約60%が目安とされています。メールマガジンの平均(10〜30%程度)と比べると、大幅に高い水準です。
ただし運用の質によっては大幅に落ちることもあるため、平均値ではなく自社の実数値で判断することが大切です。
LINEの開封率とインプレッション・既読は何が違いますか?
それぞれ、集計する単位と意味が異なります。
- 開封率:配信したユーザーのうち、メッセージを開封したユーザーの割合
- インプレッション:各吹き出しが画面上に100%表示された回数
- 既読:LINE上でメッセージが読まれた状態を示す表示
また、通知のプレビューだけを見た場合は、内容を確認していても「開封」にはカウントされません。開封率・インプレッション・既読は厳密には同じ意味ではないため、分析時は区別しましょう。
LINEでは誰が開封したか個人単位で確認できますか?
LINE公式アカウントの標準機能では、誰が開封したかを個人単位で特定することはできません。
ただし、クリックなどの行動履歴はLステップなどの拡張ツールで追えるため、追客に活用したい場合は導入を検討してください。
【まとめ】開封率を上げるには、正しい計測と改善の繰り返しが重要

LINEの開封率が変動する主な要因として挙げられるのは、以下の5つです。
- 業種
- 友だちの属性
- 流入経路
- 配信時間
- 配信頻度
企業に応じて目標とする数値は異なるため、一般的な平均値だけを基準にするのではなく、自社アカウントの過去データや同じ条件の配信と比較することが大切です。
LINEの開封率を改善するには、ユーザーが確認しやすい時間帯を把握し、対象に合った配信を続ける必要があります。運用を続けるなかで効果測定も実施し、自社の顧客に合った配信内容を整えていきましょう。
ただし、LINEマーケティングの専門人材がいない企業の担当者が、通常業務と並行してLINE運用を改善するのは簡単ではありません。自社のみの運用に不安がある方は、運用代行業者の利用も考えてみてください。
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