Lステップとエルメ(L Message)を比較!プロが本音で推奨するのは

「LINE公式アカウントの機能を拡張して、もっと売上を伸ばしたい…」
「Lステップとエルメが良いと聞くけど、何がどう違うのか、自社にはどちらが本当に合っているのか分からない…」

もしあなたが、LINEマーケティングツールの選定でこのようなお悩みを抱えているなら、この記事がその答えを導き出す手助けとなります。

※本記事の内容は、過去300社以上のLINEマーケティング支援に携わってきたFancyWebmate株式会社としての独自の見解、および弊社代表・中上の知見に基づくものです。
特定のツールを誹謗中傷する意図はなく、あくまで事業者様のツール選びの一助となることを目的としています。

Lステップとエルメ(L Message)は、どちらもLINEの可能性を最大限に引き出す拡張ツールです。
しかし、その特性は大きく異なり、自社の目的や事業フェーズに合わないツールを選んでしまうと、「機能が複雑で使いこなせない」「やりたいことが実現できなかった」といった失敗につながりかねません。

この記事では、単なる機能の羅列ではなく、「あなたのビジネス課題を解決できるのはどちらか?」という視点で、両ツールを徹底的に比較・解説します。

なお、「ツール選びで失敗したくない」「導入して確実に成果を出したい」とお考えなら、私たちFancyWebmateにご相談ください。

Lステップの公式認定コンサルタントとして300社以上のLINE活用を支援してきた経験から、貴社の状況を踏まえたうえで最適なツール選定をご提案します。

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Lステップとエルメ(L Message)の違い

まず、Lステップとエルメがどのようなツールなのか、基本的な特徴を理解しましょう。

どちらもLINE公式アカウントと連携して利用する「拡張ツール」ですが、開発元やコンセプトが異なります。

Lステップは多機能で柔軟なカスタマイズが可能

Lステップは、株式会社Maneqlが提供する、日本で最大級のLINEマーケティングツールです。

その最大の特徴は、圧倒的な多機能性と、ビジネス戦略に合わせた柔軟なカスタマイズ性にあります。

緻密なシナリオ設計

Lステップは顧客の行動(リンククリック、動画視聴など)に応じてメッセージを自動で送り分ける、複雑なシナリオ配信(ステップ配信)が得意です。

これにより、顧客一人ひとりの興味関心の度合いに合わせて、最適なタイミングで最適な情報を提供する「丁寧なアプローチ(ナーチャリング)」を自動化できます。

高度な顧客管理

Lステップは、顧客一人ひとりに細かな「タグ」を付与し、興味関心に合わせたセグメント配信を高い精度で実現します。

「何を誰がタップしたか」まで個人単位で行動を把握・分析できるため、施策の精度を格段に向上させることが可能です。

私たちは明確に「公式LINEは情報発信ツール、Lステップはマーケティングツール」と定義していますが、この分析能力こそがその本質的な違いです。

外部サービス連携

Lステップは、既存の予約システムや顧客管理システム(CRM)とAPI連携することで、LINEを中心とした高度なマーケティングオートメーションを構築できます。
これにより、マーケティング活動がLINE上で完結するのではなく、事業全体の業務効率化とデータ活用が可能です。

多機能な分、すべての機能を使いこなすにはある程度の学習が必要ですが、ビジネスの成長に合わせて施策の幅を広げていける、まさにLINEマーケティングの司令塔となり得るツールです。

エルメは低コストで始められる点が特徴

エルメ(正式名称:L Message)は、株式会社ミショナが提供するツールです。

Lステップに比べ、月額費用を抑えて基本的な拡張機能を導入できる点が特徴として挙げられます。

「まずはコストを抑えて手軽に始めたい」「複雑な設定は不要で、基本的な機能があれば十分」という場合に選択肢となりますが、長期的な視点で見るといくつかの注意点が存在します。

Lステップとエルメを徹底比較

それでは、具体的に4つのポイントで両ツールを徹底比較していきます。

機能の比較

両方使用した弊社の見解では、機能面において「戦略の自由度と連携力、そして事業基盤としての安定性を誇るLステップ」と、ビジネス利用では慎重な検討が必要なエルメという評価になります。

比較軸Lステップエルメ(L Message)
シナリオの複雑さ◎:行動履歴に応じた非常に細かい条件分岐が可能△:基本的なステップ配信は可能だが、複雑な分岐は苦手
顧客管理◎:タグ付けやカスタム検索など、高度なセグメントが可能◯:基本的なタグ管理は可能
安定性・信頼性◎:安定稼働の実績多数。大規模アカウントでの運用にも耐えうる。△:サーバーの応答が遅れる、挙動が不安定になるケースがある
外部ツール連携◎:API連携でCRMや予約システムとの連携が柔軟△:限定的
決済機能◯:外部決済システムとの連携により実質的に可能◎:ツール内で決済を完結できる
スマホアプリ◎:近年リリースされ、改善が進んでいる◎:専用アプリがあり、スマホでの操作性が高い

顧客一人ひとりに合わせた丁寧なアプローチ(ナーチャリング)を自動化したい方は、Lステップがおすすめです。

既存のシステムと連携させ、LINEをマーケティングのハブにしたい。
そして何より、ビジネスの基幹を担うツールとして「安定性」を重視したい方です。

Webマーケティングにおいて、LINEが担うのは売上に最も近い「教育・販売」フェーズです。
そのため、LINE運用でミスが大きかったりすると”事故”になる場合があります。
私が使う中では、エルメだとサーバーが重たくて最初のメッセージがなかなか動いてくれないケースもありました。
重要な場面での機会損失リスクは軽視できません。

一方で、エルメがおすすめな人は、LINEで商品を直接販売・決済する機能を多少の不安定さを許容してでも低コストで手軽に試したい。
複雑なシナリオは組まず、シンプルな運用を想定している方です。

料金プランの比較

料金は、「月間の配信数」と「友だちの数」、そして「将来的な乗り換えリスク」を考慮して判断するのが重要です。

Lステップエルメ(L Message)
無料プラン△:30日間の全機能無料トライアル◎:月1,000通まで(永続利用可能)
有料プラン(最安)スタートプラン:月額2,980円(〜5,000通)スタンダードプラン:月額10,780円(通数無制限)
特徴配信通数に応じて料金が上がる。友だち数による制限はない。スタンダードプランは通数無制限。友だち数が5万人を超えるとプラン変更が必要。
契約期間3ヶ月ごとの契約更新月ごとの契約更新・解約が可能

料金だけを見るとエルメにメリットがあるように見えますが、そこには大きな罠が潜んでいます。

まず、エルメの無料プランは通数のカウント仕様が特殊です。

リッチメニューのボタンをタップした際の応答メッセージは、Lステップでは通数カウントされませんが、エルメではカウントされます。
これにより、エルメは通数を消化する速度が異常なほど速いのです。

このため、実質的にビジネスで利用するには有料プランが必須となるケースがほとんどです。

その上で、月間配信数が5,000通以内に収まるのであれば、Lステップの「スタートプラン」が最も安価な選択肢となります。

そして最も重要なのが「乗り換えコスト」です。

弊社には「(他のツールを)頼んだんだけど成果が出なかったからどうにかなりますか」というご相談が実際に多く寄せられます。
しかし、ツールの乗り換えは「友だちリスト以外のデータを引き継げずゼロからの再構築」となり、さらに「友だちが約半数に減少する」という致命的なリスクを伴います。

ツールを切り替えるとLINEの友だち登録者数が消滅します。
このリスクを知らずに最初のツールを選んでしまうのは非常に危険です。

安かろう悪かろうで選んでしまうと本当に損します。

短期的な安さに惹かれてツールを選んだ結果、将来的に数十万円以上の再構築費用と、時間とコストをかけて集めた大切なお客様の半分を失うという、取り返しのつかない事態に陥る可能性があるので注意してください。

操作性・使いやすさの比較

ツールの使いやすさは、日々の運用効率に直結します。

  • エルメの強み:機能がシンプルな分、初めて触る方でも取り組みやすいと感じるかもしれません
  • Lステップの強み:多機能なため最初は覚えることが多いですが、体系的に整理されており、慣れれば高速な運用が可能です。また、圧倒的なユーザー数を誇るため、ネット上に多くの情報や活用事例があり、困ったときに解決策を見つけやすいメリットは非常に大きいです。

ここでの結論は、機能のシンプルさを求めるならエルメ、学習コストをかけてでも将来的な拡張性や運用効率を重視するならLステップ、となります。

私たちの見解では、ビジネス利用においてUIの洗練度や操作感はLステップに分があると感じています。

サポート体制の比較

導入後のサポート体制は、ツール選びの隠れた重要ポイントです。

Lステップは「手厚い伴走型サポートエコシステム」が充実しています。

開発元による電話対応を含む質の高いサポートに加え、私たちのような「認定コンサルタント」という専門家パートナーが多数存在します。

LINEマーケティングには、「書き出しは横幅14文字までで書きましょう」などといった専門知識が不可欠です。
認定コンサルタントは、そうした専門知識に基づき、ツールの設定代行から戦略立案まで、事業の”仲間”として伴走支援します。

一方でエルメは、「気軽なオンラインサポート」が中心です。
主にLINEチャットでの問い合わせとなりますが、私たちの知る限り、回答の質や速度にはばらつきがあります。

ビジネスの現場で発生する緊急のトラブル時に迅速なサポートを期待する場合、この体制が大きなダメージになることも想定されます。

【目的別】あなたのビジネスに最適な選択はこれ

以下はあくまで弊社の見解ですが、リスクも考え、万全のサポート体制を望むならLステップがおすすめです。

こんなあなたにおすすめツール
複雑な顧客育成シナリオを組んで、高単価商品を売りたいLステップ
既存の外部ツール(CRM等)と連携させ、業務を自動化したいLステップ
専門家(コンサルタント)に戦略から相談し、伴走支援してほしいLステップ
事業の基盤として、ツールの安定性と信頼性を最重視したいLステップ
将来的なリスクを許容した上で、とにかく初期コストを抑えたいエルメ

Lステップかエルメかに関してよくある質問

Q1. Lステップとエルメを同時に利用できますか?

A. いいえ、できません。
1つのLINE公式アカウントに連携できる拡張ツールは1つだけです。
どちらか一方を選ぶ必要があります。

Q2. 途中でツールを乗り換えることはできますか?

A. 乗り換えは可能ですが、LINE運用におけるリードである「友だち」が消失するといった事業に深刻な影響を与える場合があるため、推奨しません。

友だちリスト以外のデータ(配信シナリオや顧客タグなど)は基本的に引き継げず、ゼロから再構築する必要があるため、多大な手間とコストがかかります。
最初のツール選定が非常に重要です。

Q3. 無料で試せますか?

A. はい、どちらも無料で試せます。

エルメは永続利用可能な「フリープラン」(月1,000通まで)がありますが、通数カウントの仕様にはご注意ください。
Lステップは30日間の「全機能無料トライアル」が用意されています。

最適なツール選びで、LINEマーケティングを成功させよう

Lステップとエルメは、それぞれ特徴を持つLINEマーケティングツールです。

  • 長期的な事業成長と、戦略の自由度、信頼性を追求するなら「Lステップ」
  • さまざまなリスクを許容してでも、短期的なコストを最優先するなら「エルメ」

最も重要なのは、「自社のビジネス目的と運用体制に合っているか?」という視点で選ぶことです。
本記事が、あなたのツール選びの明確な指針となれば幸いです。

私は300社以上のLINE運用に関わった上で、「中長期的にちゃんと売上を作っていくんだったら、最初はちょっと妥協をせずにLステップに契約していただくほうがいい」と思っています。

LINE運用の成功は、事業の成功に直結します。
だからこそ、その最初の重要な決断を、経験豊富なプロに相談してみませんか?

FancyWebmate株式会社では、貴社のビジネス課題を深く、丁寧にヒアリングすることから始めます。
そして、300社以上を支援してきた実績とデータに基づき、貴社がLINEで成果を出すための最適なプランをご提案します。

ツールを導入して終わり、ではありません。貴社の事業が成長し続けるまで、私たちがメンバーとして伴走します。

まずは無料相談で、貴社のLINE運用について一緒にお話しさせてください。

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